両支店に響くオルゴール 八十二銀行と長野銀行が合同イベント

▲八十二銀行大町支店で開かれているオルゴール展

▲長野銀行大町支店でのオルゴール展。中央は両支店共通のディスクオルゴール機で、曲が異なる

8月9日までフジゲンが展示

八十二銀行と長野銀行の大町支店(ともに大町市大町)が同時にオルゴール展を開催している。2026年1月の合併を前に、長野銀行が合同イベントを提案、八十二銀行が快諾した。8月9日まで、同じフジゲン(松本市)のオルゴールの音色が両支店の客や行員の耳を楽しませる。
両支店は合併時に八十二銀行の店舗に統合される。1年半後に向けた融和策の一つとして、長野銀行の西條(にしじょう)賢一支店長(51)が、かねて親交のあったフジゲンのオルゴール展を一緒に開くことを思い付いた。「融和が進んでいると、お客さんへのアピールもできれば」と話す。
展示されているオルゴールは4台ずつ。幅広い年代に興味を持ってもらおうと、300曲以上を奏でられる高性能機や、古民家の精巧なミニチュアにオルゴールを組み込んだ製品などを並べた。フジゲンの担当者は「はしごして聞き比べるのも面白い」。
店内で演奏する曲は、両支店とも若手行員が日や時間帯ごとに客層などを考慮して選んでいる。八十二銀行の寺島大喜さん(23)は「反応はすごくいい。オルゴールが話のきっかけにもなっている」と話す。来店者が演奏ボタンを操作する本格ディスクオルゴール機も置いてある。