特産ワイン色で道彩る 桔梗LC東山山麓線にカエデ植樹

塩尻市の塩尻桔梗ライオンズクラブ(LC、堀内泉会長、41人)は6月27日、同市片丘の市道東山山麓線(通称・しののめの道)沿線に、ノルウェーカエデ10本を植えた。赤紫色の葉がワインを思い起こさせることから、片丘産ワインの振興や、松本平の眺めも良い道の新たな彩りに─との期待を込めた。
LC会員と、昨春発足した「片丘ワイン振興協議会」のメンバー計15人が、高さ2~3メートルの苗をしののめの丘直売所周辺の道沿いに1本ずつ植え、土と水を丁寧にかけた。
協議会は本年度、山麓線を「(仮称)片丘ワインロード」と名付けて観光振興を図る方針で、目玉事業の一つとして植樹を検討。同LCの元会員でもある小松千万蔵会長(81、片丘)が、以前に北海道のワイン産地で見たノルウェーカエデを植えられないかとLCに打診し、創立45周年の記念事業として実現した。
堀内会長(68、広丘堅石)は「眺望の良い道路にワインカラーが入り、彩りも良くなる。これからも地域活性化に貢献したい」。小松会長も「来年以降徐々に本数を増やし、ワイングラスの形に剪(せん)定(てい)したい。ワインを通じた地域づくりをさらに進めたい」と張り切っていた。