【亜矢子先生に聞いてみよう!】#9 子どもの宿題イライラ…

Q 子どもの宿題をみていますが、できないとイライラして叱ってしまうことがあります。よくないと思うのですが止められません(小学2年生女子の母)

子と過ごせる貴重な時間意識して

A お子さんの学習のために、忙しい中で時間をつくっていること、素晴らしいと思います。でもつい出てしまう「なんでこんな問題ができないの!?」は、おっしゃる通りよくありません。なぜなら「学習=嫌な活動」になってしまうからです。
そんなときは、「この子はまだ7年しか人生経験していない」ことを思い出してください。学年が上がるとお子さんは質問もしてくれないでしょう。学習で関われるのは今だけです。
大丈夫、お子さんもいずれ経験値とともに学習力が付いてきます。だから、イラッとしたときは深呼吸して「今はわが子と一生の中で共に過ごせる貴重な時間だ」と意識をシフトするのです。
そして指導態勢をすぐに解除し、「分からないことは聞いてね」と言って隣で本か新聞を読むことをお勧めします(スマホ・テレビは駄目)。「いつもそばにいるよ」の安心感と、「大人も学習するよ」の姿勢を伝えられます。
夕飯を作るとき、目の届く場所に学習空間をつくるのもいいです。自主学習の内容を一緒に考えると楽しいですよ。今日の授業内容を説明してもらったり、料理の味見をさせて「この食材はどこからきたのかな?」「あなたの体をつくっている栄養素はね…」なんて話したり。最高の生きた学習です。(小島亜矢子さくら*みらい塾代表)