アンテロープ塩尻 多彩な攻めで2度目のMG杯V

サッカー小学5年生以下の第20回MGプレス杯少年大会(23、24日、MGプレス主催、筑摩野・明善スポーツ少年団主管)で、8大会ぶりの栄冠に輝いたアンテロープ塩尻ジュニア。予選・決勝リーグとも3戦全勝して他を圧倒した。中信勢で2度の優勝は鎌田スポーツ少年団(11、18回)、フォルツァ松本Jr(16、19回)に続き3チーム目だ。
決勝1位リーグ初戦で筑摩野と対戦したアンテは、先に2点を失いながら、竹渕英都(才教学園4)、横山陽紀(片丘5)のゴールで前半のうちに追い付き、後半に2点を奪って4─2で逆転勝ち。「この一戦がキーポイント。選手たちは自信を得て、その後の試合で勢いに乗れた」と西尾健監督(59)。
2戦目は、初戦でリガーレ上田を4─0で破った松本エスティーロと対戦。アンテは後半、途中出場したチーム1の俊足ドリブラー平林夢海(諏訪市中洲5)が均衡を破り、約10分間でハットトリックを達成して3─0。

「みんなで守ったゴール」

優勝が懸かった最終戦は、それまで1勝1敗のリガーレ上田を相手に終始、攻撃の手を緩めず、長短のパスやロングシュートなど多彩な攻めで3─0で終えた。
アンテは今大会、5年生の正GKが全国大会の県予選に出場して不在だった。代わって全試合でゴールを守ったGK林実季(辰野西4)は、優勝を決めた試合後にチームメートに胴上げされ、「みんながフォローしてくれたから勝てた」とうれしそう。
大会は8人制。中信地区12をはじめ県内16チームが参加し、初日は4組の予選リーグ(前後半15分ずつ)、2日目は予選順位別の決勝リーグ(同20分ずつ)。2日目の会場の一つを急きょ、松本市サッカー場に変更して開いた。

【決勝順位】
▽1位リーグ ①アンテロープ塩尻②松本エスティーロ③リガーレ上田④筑摩野
▽2位リーグ ①フォルツァ松本②諏訪③開智④千曲
▽3位リーグ ①山形②松本松島③明善④波田
▽4位リーグ ①菅野②松本北③ちの宮川④旭町