【亜矢子先生に聞いてみよう!】#24 高校に受かるか不安

Q 部活動を引退してから受験勉強を本格的に始めましたが、テストの点が伸びなくて…。高校に受かるか不安でたまりません。(中学3年女子)

合否より「どう学ぶか」が大切

A 先が見えないと不安になるのです。だからはっきり言っちゃいます。覚悟しましょう、不合格になることがあると。
多くの中学生にとって初めての受験体験、万が一を想像すると…怖い。でもね、大丈夫なんです。だってそれで人生が終わるわけではないから。合否よりもっと大切なのはその先。「どこで学ぶか」より「どう学ぶか」です。だから〇〇高校に行かねばと限定する必要はないのです。
受験勉強を本格的にやってみたけど結果が出なかった…そんなあなたは素晴らしい!だって「やってみた」からこそ分かることがある。違う学習方法や有効な時間活用で点が伸びるかもしれないし、違う道を選択肢に入れてもいい。
また、周りを見回してみて!そこに信頼できる大人がいませんか?大人って、人生の選択の中で「万が一」を受け止める覚悟をした経験を繰り返し、さまざまなシミュレーションができるほどに経験値がアップしています。ぜひ素直に「アドバイスください!」と相談してみて。
ただし100%頼ってはいけません。価値観は大きく変化しており、大人の言うことが全て正しいとは限らないのです。じゃあどうしたらいいの!?答えは「情報を得たら最終決断は自分がする」。そうすると結果にかかわらず、次に向かって歩き続けられるのです。
余談ですが、世界のニュースを見てください。どんなに受験が不安でつらくても、命の危険があるわけじゃない。あなたたちは「学べる特権」を持っています。どうかそのことを頭の片隅に―。(小島亜矢子さくら*みらい塾代表)