こだわりの通し営業 気軽に寄って
店主の清谷遙さん(31)が手作りする日替わりの主菜に、約5種類の副菜、ごはん、汁物が付く定食(1400円)を提供する。定番のキーママサラカレーや、無添加のナチュラルワインに合う菓子、午後3時以降は一品料理も充実する。
横浜市出身の清谷さんは東京・代々木上原で、居酒屋の店舗を間借りして昼に食堂を営んでいた。近場でいい物件に出合えず移住を考える中、旅行で訪れた松本の街に一目ぼれ。昨春に移住し、市内の飲食店で働きながら開店の準備をしてきた。「松本には飲み歩きや外食文化が根付いている」と清谷さん。
「家庭料理は自由で無限で面白い」。定食はもっぱら家庭料理で「気軽に立ち寄れる、みんなの居場所をつくりたかった」。お客とコミュニケーションできるよう、オープンキッチンにした。
「それぞれにとって“ちょうどいい”店でありたい」と、途中休憩を設けない通し営業にこだわる。「明るい時間にちょい飲みができる、フランスでいう『アペロタイム』の文化がつくれたら」
午前11時半~午後6時(変更あり)、火曜休み(不定休あり)。