7小学校「特別支援学級」の児童90人 和太鼓講座スタート

松本市内7小学校の特別支援学級に通う児童約90人が、和太鼓に取り組む本年度の講座が5月8日、スタートした。塩尻市を拠点に活動する「桔梗太鼓」(宮幸生代表)が指導。10月の「松本市ふれあい教育展」での発表を目指して活動していく。
まつもと市民芸術館(深志3)で開いたオリエンテーションには、6校約70人が参加した。太鼓や笛などの種類や特徴、注意点などを教わった後、桔梗太鼓のメンバー3人が迫力ある演奏を披露。大きな音に思わず耳を押さえる子もいたが、両手で膝をたたいたり、頭を動かしたりしてリズムを取る姿もあった。
開始前には大勢の子どもたちがステージに上がり、昨年教わった曲「夏まつり」をメンバーと一緒に打ち鳴らす時間もあった。普段は引っ込み思案の子が進んで打ちに行く姿もあり、講座に関わり3年目の松澤敦子教諭は「太鼓をたたけば音が出て、手応えや楽しさを感じられる。子どもたちの感性や気持ちに響くものがあると思う」と話した。
今後は2、3校ずつのブロックごとに練習する予定。宮代表は「太鼓を通じて、友達と息を合わせる楽しさや、学校の先生からは教われないことを感じてもらいたい」と話した。5