今回の「いきいき塾」は、同じ面の医師・小手川直史さんのコラム「健康の見つけ方」との連動企画で、「すもうエクササイズ」を紹介します。このエクササイズは自称「相撲家」の小林雄矢さん(35、安曇野市明科東川手)が考案。そんきょや四股など相撲の動作をアレンジし、場所を選ばず、効率的に体を鍛えることができる運動です。
効率的に体鍛えて
すもうエクササイズは、相撲の基本姿勢のそんきょ、最も重要な稽古の一つ四股などを取り入れたオリジナルの運動で、ストレッチも含め、14種類の動きがある。ヒップアップや、下半身の引き締め効果のほか、股関節の柔軟性を高め、姿勢も良くなるという。
相撲家を名乗る小林さんは、県相撲連盟の常任理事で、塩尻市を拠点に活動する小中学生の信州塩尻相撲クラブの監督でもある。
7、8年前に当時勤務していた職場の同僚やお客から、「相撲の動きを生かした運動をつくって」という要望があり、日本相撲協会が2005年に考案した「相撲健康体操」を参考につくったのがこのエクササイズだ。
以後、公民館などで講習会を開くと、特に女性からの注目を集め、「体が軽く感じるようになった」「体全体が引き締まった」などの反響があったという。
小林さんは「相撲の動作は運動の基本。気軽にトライしてほしい」と呼びかける。