大桑産クッキー×南木曽ろくろ細工特産コラボ商品を発売

大桑村長野のパティシエ・宮上英樹さん(58)が、同村の桑の葉を使ったクッキーなどと、国の伝統的工芸品・南木曽ろくろ細工の皿や鉢とのコラボレーション商品を発売した。
クッキー数種類を、ヤマイチ小椋ロクロ工芸所(南木曽町)の皿や小鉢に盛り合わせ、道の駅大桑(同村野尻)で販売している。器の素材はケヤキやクルミ、クワなど多種。1セット2千円台から。
同村出身の宮上さんは愛知県でパティシエとして働き、2年前にUターン。「パティシエhideki」の名で活動し、大桑中学校の生徒が村の特産品を目指して考案した「桑の葉クッキー」の製造も担う。
知人が同工芸所で働いていた縁でろくろ細工を知り、地域の活性化に一役買えたら|と、町村や業種を超えた特産のコラボ商品を考案した。食べた後も使える洋菓子の包装を考えていたタイミングでもあったといい、「器と菓子を一緒にすることで、新しい価値も提案できる」とする。
器はその都度、宮上さんが同工芸所で選び、「全てが“一点物”。大切な人への贈り物にしてもらえれば」。