片丘ワインと花火で親睦深め 生産者ら地域振興へ思い新たに

塩尻市片丘地区産のブドウで造ったワインを軸に、地域の農業や観光振興について語らう「片丘ワインと花火で夜景を楽しむ会」が6月6日夜、同地区で開かれた。生産者や行政関係者ら60人ほどが参加し、ワインと料理で親交を深め、打ち上げ花火と松本平の夜景の共演を楽しんだ。
片丘ワイン振興協議会が主催。小松千万蔵会長は片丘産ブドウを使うワイナリーが、現在の5社から来年には8社に増えると紹介し、「遊休農地をしっかり集約し、ブドウを栽培したい人にすぐ土地を提供できるようにしたい」と力を込めた。
最近、協議会に入ったアルプス(塩尻町)の矢ケ崎学社長もあいさつし、「(市内の主要ワイナリー)4社も力を合わせて『塩尻ワインシティー』で盛り上げたい。片丘は将来、桔梗ケ原と並ぶ銘醸地になるかもしれない」と語った。
花火は地元の企業や団体から協賛金を募り、昨年の初回より大幅に多い50発ほどが上がった。小松会長は「地元の特産品としてワインへの期待を感じる」と、地域振興への思いを新たにしていた。