「好きな給食」独自調査で上位に 大町市内の小学校で提供「納豆サラダ」人気の理由は?

「納豆サラダ」が、給食の人気メニュー?大町市内の4小学校(大町東、大町西、大町南、大町北)の全校児童を対象にMGプレスが行った「好きな給食メニュー」のアンケートで、各校とも「納豆サラダ」が上位に入った。「子ども=納豆嫌い」のイメージがある編集部の大人たちは「意外」と目を丸くした。大町南小を訪ね、人気の理由を探りながら子どもたちに「食リポ」をしてもらった。

6月18日の給食の時間。1年生の教室には市キャラクター「おおまぴょん」がデザインされた食器に、木崎湖で水揚げされた「わかさぎの甘辛揚げ」と一緒に盛り付けられた「納豆サラダ」を、おいしそうに頬張る子どもたちの姿があった。
この日の納豆サラダは千切りにしたキャベツ、ダイコン、ニンジン、キュウリを加熱して冷やし、糸かまぼこ、焼きのり、ひきわり納豆をあえ、しょうゆと砂糖で味付けした和風味。さっぱりしていて、食欲が落ちる夏場でも箸が進みそうな一品だ。
アンケートは学校再編に伴い、本年度末で閉校になるこの4小学校の最後の1年の様子などを紹介するMGプレスの特集記事の取材の一環で実施。
その結果、カレーライスや揚げパン、鶏の唐揚げといった定番の人気メニューに肩を並べ、納豆サラダが上位に食い込んだのだ。
子どもたちに聞くと、「納豆が好き」という声が予想以上に多かった。5年の堀島琉生(るい)さん(11)は「ねばねばしたところが好き。家でもよく食べる」。平林舞衣さん(10)は「体にいい発酵食品が元々好き」という。自宅での食べ方は、王道の「納豆がけご飯」が主流のようだ。
納豆サラダの「食リポ」をしてもらった。「野菜と納豆がまざり、しゃきしゃきとした食感が楽しい」と堀島さん。平林さんは「ご飯にかけると熱で味があまり感じられないが、冷たいサラダにすると納豆の味がしっかり感じられる」。大人顔負けの感想だ。

4校は自校給食でレシピには若干の違いはあるが、同校の学校栄養職員・新山惠子さんらによると、大別してマヨネーズ味と、しょうゆを使った和風味の2種類が出されているようだ。
発酵食品で腸の動きを活発にするのに役立ち、タンパク質も豊富な納豆。新山さんがこれまでに赴任した市内小中学校や松川村の保育園でも納豆嫌いな子どもは一定数はいたものの、このサラダは人気。「多くの子どもが喜んで食べ、栄養もしっかり取れる。本当にありがたいメニューです」と新山さん。
保護者から家庭でも作りたいという声があったり、給食便りにレシピを掲載したり。「簡単で子どもでも作れる。自主性を育む体験として、長期休みなどに家族で作ってみては」と勧める。
今回の取材では、いつからこのサラダが提供されているかなどは分からなかったが、「給食で食べた思い出がある」という同市の50代も複数いた。
あさって7月10日は語呂合わせで「納豆の日」。給食で人気の「納豆サラダ」を家庭でも味わってみては―。

大町南小の納豆サラダ(和風味)レシピ

【材料5人分】
キャベツ・・・150グラム
ダイコン・・・100グラム
ニンジン・・・20グラム
キュウリ・・・50グラム
ひきわり納豆・・・20グラム
薄口しょうゆ・・・小さじ1 1/2
三温糖・・・小さじ1/2
糸かまぼこ(かにかまなどで代用可)・・・20グラム
焼きのり・・・適量
【作り方】
① 野菜を千切りにして、さっとゆでてから水気を絞る(塩もみでも可)。
② ①に、ほぐした糸かまぼこ、刻んだ焼きのり、納豆、しょうゆ、三温糖を入れてまぜ合わせる。
【ワンポイント】
▼野菜は、好みや季節のもので可。しんなりとさせてからまぜる。
▼マヨネーズ味の場合は、好みの野菜に鶏ささみ肉の水煮(またはサラダチキン)と納豆を加え、濃い口しょうゆ(小さじ1 1/2)、ノンエッグマヨネーズ(大さじ2)とまぜる(マヨネーズ可)。