リウマチ治療の実績評価 丸の内病院・田口真哉さん県内初の専門職表彰

松本市の丸の内病院(渚1)リハビリテーション部の田口真哉・作業療法課長(41)が、本年度の公益財団法人日本リウマチ財団のリウマチ専門職表彰を受けた。同賞は2020年度から看護師や薬剤師、理学・作業療法士を表彰しており、県内での受賞は初めて。リハビリや生活支援などでの実績が評価された。
田口さんは愛知県の医療機関を経て、14年から丸の内病院に勤務。リウマチの専門科があることから、リウマチ患者を多く診るようになった。
現在は年に100人ほどの患者を担当する。「リウマチには、これをやったらいいというマニュアルはない」と田口さん。そこで有効なのがチーム医療になる。同病院では、作業療法士、看護師、医師ら多くの専門職が集まって、患者それぞれの症状や要望、ライフステージに応じた医療に取り組んできた。
だから、今回は「チームを代表して表彰されたものと受け止めている」と田口さん。同僚で同じく財団登録作業療法士、髙山絢夫さん(40)も、「チームでやってきた成果が評価されて良かった。これを通過点として、さらに仕事に取り組んでいきたい」と喜ぶ。
作業療法士の藤井里咲子さん(27)は「医師の意見も聞けるのは刺激になる。患者から『生活しやすくなった』『筋力が付いた』と言ってもらえるのは楽しい」と話す。
田口さんも、チームや患者とやりとりを重ねる過程は「楽しい」という。とりわけ手応えを感じるのが、自助具の製作だ。指先に力の入らない患者の爪切りを助ける器具などを、症状に合わせて一から作る。材料は日用品で、100円ショップに行くこともしばしばある。「何げないものを工夫して患者の要求するピースを埋め、『自分でできるんだ』と喜んでもらえる」とやりがいを語る。
「これからもリウマチ医療のネットワークを広げ、多くの患者に届けたい」と話す。