【ガンズリポート】マッチレビュー 19節・7月5日 山雅1-3群馬

J3で初めて負け越して折り返す

松本山雅FCは、今季の前半最終戦となる試合で、下位相手に前節と同じスコアで敗れた。2連敗は今季2度目。4季目のJ3で初めて負け越してシーズンを折り返した。

課題は改善されず局面での甘さ続く

守備の立て直しを期して臨んだホームで、再び3失点した。「簡単に中を使われてゴール前に来られるシーンが多かった」と副主将のGK大内一生。より警戒するべきエリアでの守備が緩かった。
攻撃では、主将のMF菊井悠介が指摘した。「自分たちのボールにしなければいけないところでクリアしてしまったり、フリーの選手がいるのに後ろに下げてしまったりが多かった」。リスク回避を優先するプレー。早川知伸監督も「すぐにバックパス、安全な方となるのは、ずっと変わっていない」と嘆く。
局面での甘さが続いていることは、データが示している。「1対1勝利数」はJ3最下位、「タックル総数」は18位と最低レベル。かつて山雅の強みとされた「球際の強さ」「泥臭さ」で、他チームに後れを取っている。
両項目は、昨季38試合でもそれぞれ19位、最下位と散々だった。強化責任者の都丸善隆スポーツダイレクターは昨年末の就任会見で、これらの数字をわざわざ挙げて課題とした。だが、シーズンの半ばになっても改善の兆しは乏しい。
この試合の3失点目も、あっさり中央を破られた。「こんな山雅、見たくねえよ」と、たまらずサポーターの1人が叫んだが、チームもこんな姿は見せたくないはず。有効な手だてを探し、もがきながら今季を折り返した。