
日本酒には夢がある!最近の私の合言葉です(あいさつの次に必ず言って、不思議がられます)。
サラリーマンから独立して自分の会社を創業した場所が、東京の四谷でした。オフィスへの通勤路に、地酒専門店の「鈴傳(すずでん)」という酒屋があって、その店内では、夕方から飲んでいる人がいました。後から知ったのですが、これが「角打(かくう)ち」という飲み方でした。私も仲間に加わり、地酒の「沼」にはまりました。
自分の育てた米で日本酒を醸してみたい|と思い始めたのは、3年ほど前です。白馬村にある老舗の酒蔵とマルシェで一緒になった時、「自然栽培のコシヒカリ農家」と、自己紹介したら、酒蔵の方から、「最近はうるち米で日本酒を造るのがブームになりつつある」と、聞いた時からです。それまで酒は「山田錦」や「雄町」といった酒米で造るものだと思い込んでいました。
酒造免許について調べ始めたら、がぜん、酒造りのスイッチが入りました。現在、日本酒の製造免許の新規発行は原則、認められていません。しかし、世界的な「SAKE」ブームに後押しされたのか、2020年の酒税法改正で、輸出向けに限り免許の新規発行が認められたのです。
さらに、輸出用免許では新規参入者にとって大きな壁となっていた「最低製造数量基準60キロリットル(四合瓶で約8万3千本)」が不要とされました。まさに大チャンス到来!
塩尻市には「塩尻ワイン大学」という市民講座があります。そこで講師をされていた醸造の先生が、米国ハワイで日本酒を造っていると聞き、会いに行ってきました。その知識と技術に圧倒されました。酒造りのヒントもいただきました。
次の回では、具体的な挑戦の話をします。ご期待ください。キーワードは「クラフト酒蔵」。