【亜矢子先生に聞いてみよう!】#54 子努力が実る学習方法は

Q わが子は真面目で、学校で配られた問題集をノートに繰り返しやっているのにテストを見ると同じ問題すら間違えて…。努力が実る学習方法を教えてください。(中学2年女子の父、前編)

問題集に直接書けばほぼ解決

一生懸命やっているのに結果に反映されないのは「学習」ではなく「作業」になっているからだと思います。こつこつできる才能があるからやり方を少し変えてみませんか?
まず、聞いてみてください。学校で「何度もやることが大事。まずはノートに答えを書いて、同じものを繰り返し学習しなさい」と言われていないかを。おそらくお子さんはノートを縦線で3~4分割し、問題番号を書いてから答えを書く。何ページかやったら解答を見て〇×を付け、できなかった問題の答えを赤で書き込む。どうでしょう?初めて来る塾生は皆この方法です。
先生は同じ問題の繰り返しで知識の定着を期待しつつ、家庭に負担がないよう1冊の問題集で|と考えているのでしょう。でも申し訳ないですが、私はすぐにやめさせます。
理由は、問題集とノートの位置が離れているため、書こうとした瞬間に視線が外れる違和感。そして、(1)とかアとかを答えの前にいちいち書かなければならない面倒くささ。さらに間違っていた内容を問題集を再度開いて確認する煩雑さなど。
全て小さなことですが集中力が途切れ、少しずつ学習意欲がそがれていく感じが嫌なのです。いかにやる気を落とさずに必要な知識を脳に入れていくか…実はこれ、問題集に直接書けばほぼ解決します。つまずいた問題に印を付けていけば自分の弱点が分かり、2回目はそれを中心にやり直せば効率良く短時間で復習できる。
間違えたりできなかったりした問題に、解答を見て赤ペンで書き写すのは基本的にはNG。書かずに問題と答えを確認するだけでいいのです。なぜか?「書かないから覚えるしかない」と脳に思わせるためです。そして数日後、やり直し。×だった解答の横に書き込み、再度答え合わせ。ノートが登場するのはこの後ですが次回に。
教員時代、問題集に直接書かせて「自分だけの参考書」として作り込んでいきました。受験用の問題集は、3年間分の内容が1冊1200円程度なので、外食1食分で4カ月~1年は勉強できます。ノートに書き連ねるのが好き!という子は、それを尊重します。
大切なのは、自分が気持ちよく学べるよう早い段階で試行錯誤し、常に自分に問いかけながらブラッシュアップしていくこと。これは将来に生きる力です。(小島亜矢子一般社団法人こどものみらい舎代表)

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