
松本山雅FCは、9月13日のホーム試合・アスルクラロ沼津戦を「サステナマッチゼロカーボンチャレンジ」と銘打ち、脱炭素社会を目指すイベントを行う。その一つが間伐材で作ったオリジナル箸「サステな箸」の配布。クラブ運営会社の山本大貴(ひろき)さん(33)と、中村漆器産業(塩尻市贄川)の安東輝(あきら)さん(30)という元選手同士のやりとりから生まれた。
2人はともに2018年に山雅でプレーし、一昨季限りで現役を引退。普段から連絡を取る間柄だ。
今回は、山雅がサステナマッチで来場者に何か配ろうと考えたのが始まり。候補を食品保存容器に絞り、グッズ担当の山本さんが製品化を探ることになったが、「食器関連の相談先は一択だった」。初めて仕事で安東さんに電話をした。
だが安東さんには、食品保存容器はピンと来なかった。「うちでやるなら漆器じゃないか。脱炭素の趣旨からすると間伐材の箸かな」。予算面でも箸の方がたくさん用意できると逆提案。山本さんが応じると、中村漆器主導で箸入れ袋まで含めた製品がスムーズに仕上がった。
「お互いお世話になったクラブでの仕事は、サッカーとは違う楽しさがあり、懐かしい感じもした」と、お膳立てした元ボランチの安東さん。ストライカーだった山本さんは、「助かった」と安どの笑みを浮かべる。
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サステな箸は非売品。サンプロアルウィンに自転車やシャトルバスで来たり、大芝生駐車場から歩いたりした人の先着計2千人に、無料で配られる。
この日はサンアル場外で気候や環境をテーマにトークショーも開かれ、フリースタイルスキー女子モーグルの元日本代表・上村愛子さん(45)、気象キャスターの斉田季実治さん(49)が登壇する。