
5試合ぶり白星で前進
松本山雅FCは、7月26日のFC岐阜戦以来5試合ぶりの白星を挙げた。リーグ中断明け後初めての勝ち点3。順位を前節の12位から一つ上げ、J2昇格プレーオフ出場圏の6位との勝ち点差は12から9に縮まった。
シンプルな攻撃と堅守勝利を足がかりに
強風の中へ蹴り込まれたロングボールから、2得点が生まれた。
1点目は向かい風の前半24分、DF高橋祥平が右サイドを駆け上がるMF樋口大輝を狙った。「少し風で戻されるかと思った」と高橋。だが届いた。樋口が頭で相手に競り勝ち、MF村越凱光へ。「シンプルな形で点が取れた」と樋口は会心の笑みを浮かべた。
2点目は追い風となった後半6分、GK大内一生が蹴ったボールの軌道を相手が見誤った。「お粗末だった」と沼津の中山雅史監督。ヘディングで沼津ゴール側へ送る形に。受けた山雅のFW林誠道は、ドリブルで相手をかわして「あのコースはGKが取れないところだと思う」というシュート。J2とJ3で通算48得点目を決めた29歳が、自身加入後の初勝利を引き寄せた。
直近の3試合連続で先発の1トップを務めた林は「前線の選手は距離感が良く、ゴール前まで行ける」。前にボールを運ぶのに苦しみがちなチームにあって、前線の起点も担う。
チームは8月の3引き分けから、前節の逆転負けを挟み、1カ月半ぶりにようやく勝った。「ずっと足踏みしていた。この勝利をステップに、どんどん勝点3を積み重ねていかないと」と早川知伸監督。シンプルな攻撃と堅守がかみあった試合が昇格への足がかりになるか。