【中村小太郎・自然派生活】#18 世界に発信「塩尻テロワール構想」

“塩尻テロワール”「日本酒には夢がある!」と宣言して歩き始めた結果、やりたいことを一言でいうとこの言葉になりました。「テロワール」とは、仏語で「土地」「風土」の意味。ワインの世界では、その土地ならではの気候、土壌、地形、環境が、ワインの味や香りに与える影響のことを指します。
東京から塩尻に移住して7年目。最初は、慣れない農作業に追われて、目の前のことしか見えませんでした。
しかし今取り組んでいる米作りも、私が栽培した「小太郎米」が、塩尻市のふるさと納税の返礼品に選ばれるなど軌道に乗り、周囲を眺める余裕ができました。そして思いました。「何て素晴らしい場所に移住してきたのか」と。
読者の皆さんの大半が住んでいると思われる中信地域。この時期、夜明け前に庭に出ると目の前にオリオン座がくっきりと見えます。昼間はまだ暑いけれど、朝夕は涼しいです。野菜は何を食べてもおいしく、あちらこちらで湧き水が出ています。皆さんが当たり前だと思っていることは、都市部ではそうではないのです。
そんな塩尻で「クラフトSAKE」を造りたいと思いました。「寒暖差」「軟水」「高地」などが、塩尻のテロワールになるでしょうか。良いといわれる酒の条件の一つに「味の中に土地が語られていること」があります。
自分が育てた米と、地元ならではのものを掛け合わせて酒を醸す計画です(あ~楽しい)。最初は、桔梗ケ原のブドウやホップ、木曽のミニキウイとも呼ばれるサルナシ、リンゴなんかも面白そうですね。地元を愛し、世界に発信していく「塩尻テロワール構想」を応援してください。