
パッケージを自由にデザイン
客のアイデアが人気商品の可能性を広げている。安曇野市三郷温のようかん専門店「本丸池田屋」の極薄ようかん「ぽちここる」が、お歳暮や結婚式の内祝い、営業マンが顧客に送る粗品などに、活用され始めた。11月から、パッケージデザインを客が自由にできるようにしたことが、効果を上げているようだ。
同店は昨年8月、新潟県から移転。「HAMAフラワーパーク安曇野」内で営業している。ぽちここる(250円)は厚さ3ミリのようかんで、味は19種類。通常はかわいい犬のイラストがパッケージに描かれている。
昨年、「ありきたりではない、面白いものを」と、お歳暮や年賀の贈り物にぽちここるを買い求める客が何人かいた。それをヒントに今月から、客が自由にパッケージデザインを作れるようにしたところ、さまざまな依頼が寄せられるようになった。「想像もしない発展を遂げている」と本田啓邦社長(43)。
例えば、企業の社長が「今年もお世話になりました」という文章と会社名を印字したパッケージを依頼したり、新婚夫婦が内祝いののしをデザインしたものを発注したり。
店に画像データを託せば写真やイラストなども印刷可能。自身のイラストを持ち込み、名刺代わりのぽちここるを作る営業マンもいるという。印刷代は包装の表裏で1個280円。受注は50個から受け付ける。
製造からパッケージまで一貫して自社で行う強みを生かし、顧客の思いや遊び心を商品に反映させた本田社長。「顧客の声の中に商売のヒントがある。だからこそ、お客さまの信頼を得る誠実な商品を作り続けなければいけない」と表情を引き締めた。
午前10時~午後5時。水曜定休。℡0263・87・1826