ご当地かるたで交流 安曇野三郷・七日市場で初大会 歴史学ぶ機会に

安曇野市三郷明盛の七日市場地区で16日、7月に完成した「七日市場かるた」の大会が初めて開かれた。地区内の風物などを題材に、全て住民が考案した読み句のご当地かるたで、小学生から大人まで10人が、遊びを通して地域の歴史などに触れた。
かるたは、「七日市場の歴史を学ぶ会」と七日市場公民館が2年がかりで制作。地区の歴史、生活、風景、文化などが読み札に入る。五十音の「を」「ん」を除いた44枚で、取り札の写真も住民が撮影した。
かるた作りのきっかけは2022年、歴史を学ぶ会が地元の歴史を記録した「七日市場の歩み」を作ったこと。「歩みで紹介していることを分かりやすく住民に伝えたい」と企画した。
住民に読み句を作ってもらおうと、23年に勉強会を開き、参加した16人で34句作った。その後、全戸に追加の句を募ったところ、小学生から高齢者まで32人から130句が寄せられ、昨年の選句会で44句を決定。今年、市制施行20周年を記念した市民提案事業の補助金を受けて札を作り、全戸に配った。

大会は、七日市場コミュニティセンターで開催。2グループに分かれて競技し、「ケヤキの木わたしの背たけの十七倍」などの句が読み上げられると、「はい!」というかけ声や札を取る音が響き渡った。
句作りにも参加した布山結月(ゆづき)さん(10)は、自分が考えた句を取れて思わず笑顔。「家族でもかるたをやるけれど、大人数でやるとまた楽しい」。母親の寛子さん(45)も「かるたは家族で地元のことを語るきっかけをつくってくれた。大会に参加することで顔見知りが増えるのもうれしい」と話した。
同会前会長で、かるた作りを主導した曽根原孝和さん(90)による、かるたを使って地元の歴史などを解説する時間もあった。現会長の等々力滋さん(76)は「七日市場のことを少しでも知り、今まで以上に愛着を持って住んでほしい」と期待した。