
池田町会染の大雪渓酒造で、今年収穫された新米で仕込んだ新酒の出荷が始まった。酒蔵に祭る酒造りの神に、良酒の完成や作業の安全などを祈願する「松尾祭」を11月20日に行った。酒蔵と母屋の軒には、新酒の完成を告げる緑色の杉玉もお目見えした。
松尾祭は仕込み室で神事を執り行い、参列した約20人の従業員らが神前に玉串をささげて拝礼した。杜氏(とうじ)の長瀬護さん(50)は「今年の新酒は、甘みの幅が出てふくらみを感じる仕上がり。冠婚葬祭など節目に飲んでもらえる暮らしに寄り添う酒を造りたい」と意気込む。
かけ替えられた青々とした杉玉は、副杜氏の平林肇さん(51)が手がけた。使ったスギの葉の量は軽トラック1台分。「農家や自然、蔵人など、さまざまな人やものに対しての感謝の気持ちで作った」
特別純米生原酒、しぼりたて生原酒、活性にごり酒の3種類を販売している。同酒造TEL0261・62・3125