日本酒×チーズで新発見 池田の福源酒造がペアリングセミナー

池田町の酒蔵・福源酒造は、イタリアのレッジョ・エミリア県に拠点を置く同国最古の食品の保護協会「パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ協会」と共同で11月5日、日本酒とチーズの「ペアリングセミナー」を開いた。県内外の飲食店関係者や会社経営者ら約30人が訪れ、日伊を代表する食の新たな組み合わせを楽しんだ。
同協会のアカデミーマネジャー、シモーネ・フィカレッリさんが「イタリアチーズの王様」と呼ばれるパルミジャーノ・レッジャーノについて、生産地域や製造の歴史、風味・食感などについて解説。
「約千年、北イタリアの限られた地域で添加物を一切使わず、伝統を守って作られているのがこのチーズ」とし、「最低熟成期間は12カ月だが、長くなればなるほど、予想外の風味と香りが得られる」と紹介した。
ペアリングでは、熟成期間が12カ月、24カ月、30カ月の3種類のチーズと、福源酒造は発泡タイプ、10年古酒、濁り酒を用意。参加者はチーズと日本酒の香りを嗅ぎながら、何種類もの組み合わせを試した。
今年3月、福源酒造の創業家、平林家の18代目で総合企画部長の平林聖子さん(65)がイタリア大使館のパーティーに出席。その席で、同協会の会長から、「パルミジャーノ・レッジャーノを日本でもっと広めたい」という要望を聞き、セミナーを開くことにした。
フィカレッリさんは「日本酒は以前から注目していた。両方とも発酵食品で、この二つの文化のマッチングはいい」と感想を話した。
平林さんは「こうした組み合わせがあることを広く知ってもらい、飲食店などで使ってもらえれば」と期待した。