世界で戦う力着実に―都市大塩尻高のスピードスケートジュニア日本代表 三井と村山

東京都市大塩尻高校2年の三井こころと村山夏愛が、スピードスケートのジュニアワールドカップ(W杯)今季第1戦(11月29、30日、イタリア・ミラノ)に、男女各6人の日本代表に選ばれ出場した。三井はパシュート(団体追い抜き)とマススタートの2種目で金メダルを手にし、村山は1000㍍7位、500㍍9位と両種目で一桁台の健闘。世界で戦う経験を積み、手応えを得た。
三井は昨年に続いてのジュニアW杯。「経験から食事などの準備ができ、緊張せず余裕を持って臨めた」と言う。昨年銅メダルだったパシュートで13カ国の頂点に立ち、マススタートは数回の経験しかなかったが、「やりたいレース展開で臨めた」。ただ、得意の1500㍍と3000㍍は力を出し切れなかった。
一方、初の海外遠征だった村山は「スケート以前に環境に慣れるのが大変だった」。長時間のフライトや時差などの影響で、前日練習まで調子が悪かったという。「1000㍍は意外とタイムが出た(1分20秒125)が、自分より強い人がたくさんいると痛感した」。
2日目の500㍍は奥秋静子(帯広三条高3)が優勝。村山は日本勢で3番目の順位で、「トップとの差を感じた。(日本の)前の2人との差を詰めなければと思った」。
二人は帰国後間もなく県高校総体(9、10日・長野市)に出場。ともに本調子ではなかったというが、三井は3000㍍で自己記録と大会記録を更新し、村山は500㍍2連覇と成長を続けている。
二人が目指すのは、来年2月にドイツのインツェルで開かれる次のジュニアW杯(21、22日)と世界ジュニア大会(27日~3月1日)。「出場して1500㍍と3000㍍でメダルを取りたい。英語を習得し、いろいろな国の滑りの技術を身に付け、知識も交換したい」と三井。村山は「今回、自分の目で世界を感じて来られたのは収穫だった。選考に残れるよう、自分の強みの一歩を伸ばす滑りを磨き、代表にふさわしい選手になりたい」。二人は世界を見据えている。