
安曇野市豊科の市美術館は来年1月12日まで、冬の特別展「ミュージアムワンダールーム 触れられない・でも・覚えている」を開いている。県内出身や県内在住者の20~30代の現代アーティスト4人が、展示室ごとに独自の空間を演出。それぞれが内面に持つ感覚を生かした作品を展示している。
同市出身の平良光子さんは動物彫刻。神話などに材をとり、クスノキを犬のように見える生き物や猫などの形に彫ることで生命を表現。キリスト教の聖母子像として知られる「Pieta(ピエタ)」は2匹の大きな犬に似た姿にした。
長野市出身の宮内由梨さんは体が感じる感覚の一つ「かゆみ」をさまざまに表現。
ガーゼを縫い合わせた大きな布の裏に四つのロボットハンドを設置して時折動かす作品もある。かゆみを感じて患部を「掻(か)く」様子と美術家として作品を「描(か)く」行為を表現している。
大町市大町の浅井真至(しんじ)さんは水彩をメインに22点を出展。うち、1点は14日に公開で制作。ギターや太鼓が演奏される中で挑み、「こんにちは」と題を付けた。
上田市出身の平田尚也さんはインターネット上の画像などを集めて3Dデータで立体化した樹脂作品や映像を並べた。
午前9時~午後5時。一般700円。高大生500円。月曜と12月28日から来年1月5日まで休館。同館TEL0263・73・5638