農園の後継者募る 安曇野・豊科の渡辺さん ブルーベリーなど栽培

安曇野市豊科光の渡辺博文さん(84)は、遊休農地を借りて整備した畑を引き継いでくれる人を探している。2007年に横浜市から安曇野市へ移住し、翌年からブルーベリーを主に栽培してきたが、世話が大変になったことから、やってみたい人に任せることにした。
畑は自宅近くにあり、約700平方㍍。ブルーベリー42本の他、紫色のジャーマンアイリスなどを植えてあることから、農園を「紫の實」と名付けた。アケビ棚も作り、下は休憩所になっている。
渡辺さんは東京・浅草出身。キヤノンに勤務し、米国などの海外勤務も経験した。退職後、松本市浅間温泉出身の妻、美子さん(79)と安曇野に移住。「何かしたい」と畑を借りることにした。
農作業は初めてだったが、ブルーベリーが借りた土地に適していると聞き、研究しながら栽培。また松本城で通訳に取り組むNPO法人アルプス善意通訳協会や、地域の合唱団に所属するなど、第二の人生を楽しんできた。
80歳を過ぎ、作業が負担になってきたことから「ブルーベリーの木を伐採し、〝畑じまい〟を考えた」というが、かなりの収量が見込めて惜しいことから、引き継いでくれる人を探すことにした。
肥料代など経費は引き継いだ人の負担になるが、謝礼などは不要という。「自然に接しながら静かに暮らしている。安曇野に越して良かった。興味がある人、一緒にやってみたい人はぜひ連絡してほしい」と話している。
渡辺さん080・6930・3002