松本地域の若手職人3人がチームを結成 高齢者や地域の小さな「困った」を解決

「世のため人のためになることがしたかった。それが自分たちの喜びになるから」と、松本地域の若手職人3人がチームを結成し、自身の専門分野を生かして高齢者らの日常の困り事などを解決する活動を始めた。「もうけは二の次。若い力で地域を支えたい」と頼もしい。

もうけ二の次で高齢者サポート

3人は塗装業の百瀬淳哉さん(28、塩尻市大門七番町)、解体業の百瀬誠さん(28、松本寿豊丘)と上條河大(こうだい)さん(28、朝日村小野沢)。「地域の『困った』を何でも解決する」と「TEAM YOROZU(チームよろず)」を名乗る。
淳哉さんは昨年、誠さんと上條さんは3年前に独立し、それぞれ「一人親方」として働いている。高校時代からつながりがある3人は、一緒に食事をするなど交流を続ける中で、高齢化と人手不足という社会課題に着目した。
「お年寄りとかは、家の簡単な不具合を直してほしいとか、庭をきれいにしてほしいなどの小さな困り事を、どこに頼めばいいか分からないのでは。そこを解決できれば」と淳哉さん。
引き受けるのは▽草刈り・庭の手入れ▽ドアや壁、床の修理▽網戸や鍵、電球の交換▽雨漏りや水漏れの応急対応▽家具の組み立て・撤去▽外壁や屋根の簡単な補修▽倉庫や小屋の解体▽空き家・物置の片付け─など。基本作業費3000~5000円(30分~1時間)。
チームの存在を知ってもらう方法も、高齢者に伝わるようにチラシを作り、まず小谷・白馬両村で6000枚を配った。今後、主に過疎化が課題の町村で配布する。10月から仕事を引き受け、これまでに塩尻市内の高齢者宅の庭木の剪定を終えたほか、白馬村から雪かきや家の修理の相談がきているという。
3人とも本業の合間を縫っての活動のため、「同じ思いを持つ仲間を増やしたい。そうすれば助けられる人も増える」と、若手職人の参加を呼びかける。問い合わせはTEL090・4230・4247(午前9時~午後6時)