
正月の食卓に欠かせない餅。〝令和の米騒動〟のあおりを受け、主食用米に作付けが転換される影響や品薄の不安感などでもち米の価格が高騰し、需要期に商品の値上げを余儀なくされる製造販売業者も出ている。現場と消費者の声を聞いた。
安曇野市堀金烏川の「旬の味ほりがね物産センター」は、自社の加工施設で切り餅を作り、通年で販売している。通常は週1回の製造だが、需要期の12月中旬から28日までは連日行う。
もち米は県内産を使う。仕入れ価格が昨年の1.5倍ほどに上がったことなどで、切り餅(1パック6切れ入り)の販売価格を今月から80円値上げした。「お飾り餅」もサイズで異なるが、1個25~130円ほど上げた。
年末に向け販売を本格化した段階での売れ行きは例年並みで、目立った買い控えは見られないという。例年ここで餅を購入するという同市の70代女性は「正月のものだから、(多少の値上げは)しょうがない」と話した。
加工部の小澤由美子部長(55)は「心苦しいが、最低限の値上げを理解いただきたい。丁寧に作った餅を、安心して召し上がって」と話す。
切り餅は白餅600円~、豆餅、きび餅、草餅は640円~。お飾りは白(大)810円、きび(中)650円など。店舗は午前8時半~午後5時(31日は午前11時)。1月1~7日は休み。TEL0263・73・7002