
東京ヤクルトスワローズの赤羽由紘(25)は、現役ただ一人の中信地方出身のプロ野球(NPB)選手。昨季は初の開幕スタメンに抜てきされ、103試合に出場するなど入団5年目でブレークした。「今年はもっと活躍し、自分が松本出身だということを広く知ってもらいたい」と力を込める。
松本市出身選手として活躍し注目を
昨季終了後に秋季キャンプ中の赤羽を訪ねて話を聞いた。
―2025年シーズンを振り返って。
けが人が多かったとはいえ、(守備で内外野をこなす)ユーティリティープレーヤーとしてチームの一員になれた。調子がいい時と悪い時がはっきりしていたが、1年を通じて戦う難しさを学べた。「これから、どうしていかなければならないか」という課題が多く見つかった。
―躍進の理由は。
打撃で指導者とコミュニケーションを取りながら、打席での考え方やフォームなどいろいろと挑戦し、何が自分に合っていて、何が合っていないかが分かるようになった。来季はそれがもっといい結果につながると思う。
―自身の強みと課題は。
いろんなところを守れるのが一番の武器だが、一つのポジションを取らないとレギュラーになれない。内野のどこかを狙いたい。課題はバッティング。シーズンが終わってから下半身を強化している。
―高校時代まで注目選手ではなかった。
プロを意識したのは、信濃グランセローズの2年目にNPB球団から調査書が届いてから。選手としてどこで成長するかは人それぞれ。早い人もいれば遅い人もいて、プロを目指すならその時が来るまで諦めずに練習してほしい。自分の土台は高校の野球部。当時の中原英孝監督から基礎になる考え方などを教わった。中原監督との出会いは本当に大きかった。
―故郷の人たちに伝えたいことは。
野球をやっている子どもは、親をはじめやらせてくれている人たちへの感謝の気持ちを大切にしてほしい。自分の存在や名前を知らない人も多いと思うので、26年はさらに結果を出して「松本出身の赤羽という選手がスワローズで頑張っているぞ」と言われるようにしたい。
あかはね・よしひろ
2000年、松本市生まれ。寿小1年時に軟式の寿ヤングバードで野球を始め、筑摩野中時代は硬式の松本南シニアでプレー。日本ウェルネス筑北高(現日本ウェルネス長野高)野球部1期生として、松商学園高や長野日大高を甲子園に導いた中原監督の指導を受ける。19年にBCリーグの信濃グランセローズ入団。20年の育成ドラフトでヤクルトから2位指名。22年7月に支配下選手契約。176㌢、83㌔。右投げ右打ち、背番号00