
まつもと市民芸術館(松本市深志3)の舞踊部門芸術監督でダンサーの倉田翠さん(38)によるソロダンス公演が1月17、18日、同館で行われる。昨年の就任以来、単独公演は初めて。
芸術監督としての立場が松本との出合いだった倉田さん。主にコンテンポラリーダンス公演の企画や若手育成に携わってきたが、ソロダンスは「社会的な立ち位置ではない、個人的なものを見てもらうのが、めちゃくちゃ怖かった」という。
2年目になり街で人と出会ったり、公演の来場者と会話をしたりする中で、「松本の皆さんに見てもらいたいと思えるようになった」。作品を一方的に一生懸命踊るのではなく、観客の気配を感じながら踊るような「いい意味で安心して見ていられない舞台になればいい」という。
3歳でクラシックバレエを始め、大学でコンテンポラリーダンスに出合い、それまでの価値観や体の使い方が打ち砕かれ、踊り出せずに苦しんだという倉田さん。
コンテンポラリーダンスが難解だという人の気持ちも察しながら、しっかり踊りを見たという作品を届けたいという。また「くすっと笑ってしまうような面白さ」も大切にし、個人的な生々しいものをダンスに託す。
芸術監督の仕事をこなしつつ、ダンサーとして稽古を欠かさない。「ちゃんとダンスをやってきたことを見てもらい、私が踊ることで見た人の内面に何らかの振動があればうれしい」と話す。
両日とも午後2時開演。整理番号付き自由席で一般3千円、25歳以下千円。同館チケットセンターTEL0263・33・2200