信州まんが協団同人誌「信州マンガライフ」32年ぶり最新号発行

県内の漫画家有志でつくる「信州まんが協団」(本部・松本市)が、同人誌「信州マンガライフ」の最新号11号を発行した。1993(平成5)年以来、32年ぶりの発行。団塊世代を中心に漫画をこよなく愛する9人が計10作品を寄せた。家族そろって楽しめる内容にしたという。
定年を迎えた男性が帰り道に迷い込み、奇妙な花を追いかける「花とおじさん『追跡者』」。ほのぼのとした童話チックな絵が印象的な「にせもののひやしちゅうか」。英訳付きの4こま漫画「ゴキちゃんブリちゃん」。風刺漫画「漫亭白夢」―など、個性あふれる作品が集まった。
「漫亭白夢」作者で協団代表の北原敬久さん(77、松本市大手2)は「みんなが思っていても口に出せないことを作品に込めた」と語る。
協団は、漫画家の伊沢やすとさんと仁科さだおさんの呼びかけに県内のプロ、アマチュアらが結集し、1979(昭和54)年に設立。翌年「マンガライフ」を創刊、年1回程度の発行を続けていた。10号で発行が途絶え、10年前に一度復刊を試みたがかなわず、32年もの月日がたっていた。
最新号は、会員の一人が北原さんに声をかけたのがきっかけで、とんとん拍子に話が進んだ。北原さんが会員たちに呼びかけ、約8カ月後の昨年12月に発行した。
協団は当初、高校生から60代まで40人近く在籍していたが、現在は60~80代の十数人。「令和に暮らす昭和魂!」を合言葉に編集した。
共同代表で「花とおじさん」の作者、下川善司さん(76、大町市常盤)は「コンピューターやAI(人工知能)も使い、アナログとデジタル技術を融合させた」と胸を張る。
A5判104㌻。1650円。平安堂あづみ野店(安曇野市)、興文堂アイシティ店(山形村)、ネット通販サイトのアマゾンなどで販売。会員も募集中。問い合わせはズームTEL0263・47・2006