
中信地方で初めてとなるハンドボールの小学生クラブチームが誕生した。松本市が拠点の「如月ジュニア」。テレビで競技を見た5年生が「かっこいい!」と思ったのが始まりで、1年余りかけて仲間を集めた。2月7、8日に同市の信州スカイパーク体育館で行われる「ウインター坪田杯交流大会」で初めて大会に出場する。
みんなでパスつなぎたい
同市の清水小学校6年・前田駿さん(12)は、5年生だった一昨年夏、初めてハンドボールを見た。相手の攻撃を止め、パスを回し、豪快にシュートを放つ。スピーディーな展開に目を奪われた。
同市が拠点の社会人チーム「如月クラブ」を探し出して練習を体験し、「意外と難しかったけど、選手になりたいと思った」という。「野球とか他のスポーツには興味を示さなかったのに。不思議」と母親の佳奈さん。
ハンドボールは1チーム7人で試合をする。前田さんはまず、同学年のいとこで同市の旭町小学校に通う小西夢摑(ゆづか)さん(12)を勧誘。学校や祖父母宅などで練習しながら、仲間を集め始めた。
友達に「サッカーの〝手を使う版〟。とても面白いよ」と声をかけ、チラシを作って近くのコンビニに張りだした。保護者もインスタグラムで発信した。
社会人側もかねて、小学生チームをつくりたかったという。「そこに2人が来てくれた」と、中信ハンドボール愛好会役員の竹内貴裕さん(36)。昨秋7人になり、地域のハンド界が待望するチームが発足した。
同愛好会が母体の如月クラブと遊気(ゆうき)クラブ(松本市)が指導者を出し、週1、2回の練習を積んで「みるみる成長している」と竹内さん。
主将になった前田さんは「2人からチームになって、やっと始まるんだという感じ。めっちゃ楽しみ」。小西さんも「これから試合とかやっていける。みんなできれいにパスをつないでシュートを決めたい」と期待に胸を膨らませる。
体験などの問い合わせはチームのインスタグラムから。