
松本市波田の奥原佳伯さん(48)が、アクアリウム(観賞用水槽)の専門店「アクアス」を開業した。水槽の設置や販売・レンタル、関連用品販売、メンテナンスなどを総合的に行う。実際の水槽や魚などを見ながら相談に乗ることができるように、自宅の一角をショールームにした。
縦、横、高さが30㌢の気軽に置けるサイズから、横120㌢、縦と高さが450㌢の大きな水槽まで展示。メダカなどの淡水魚、カクレクマノミなどの海水魚、ディスカス、ネオンテトラ、エンゼルフィッシュといった人気の熱帯魚などもいる。ちょっとした水族館気分が味わえる。
ストレス社会といわれる現代、アクアリウムの癒やし効果が注目される。奥原さんに魅力を聞いた。
場所に合った水槽や好きな魚を選べる
子どもの頃から生き物が好きだったという奥原佳伯さん。祭りでもらった金魚を飼ったのが、魚の飼育の原体験だ。「いつか魚を扱う仕事がしたい」という夢を抱くようになった。
これまで実際に魚や水槽を見て買えたり、相談に乗ってもらえる場所が、松本周辺には少なかった。自分で飼育して、東京の専門店に行って話を聞くなど知識を深めてきた。インターネットなどで購入すると、注文したサイズと違っていたり、病気の魚が届いて水槽の中に病気が広がったりすることがあった。
「個人で手軽に売買できるようになったのはいいが、リスクがある」。ならば水槽や魚の実物を直接見られる店を自分で作ろうと、「アクアス」をオープンさせた。
アクアスでは設置する場所に合わせた大きさの水槽や、好きな魚、水草や海藻を、相談しながら選べる。管理が大変な大きな水槽を置きたい企業や、メンテナンスに不安がある家庭には「レンタルがおすすめ」という。水槽、機材、魚、水草、メンテナンス(掃除や餌代などを含む)で1カ月1万3千円から。設置費用は1万5千円から。
「リラックスでき、命の育みも身近に感じられるのが、アクアリウムの魅力」と奥原さん。自宅だけでなく、オフィスや病院、高齢者施設、保育園など、さまざまな場所にニーズがある。近年東京では、アクアリウムカフェも人気という。「興味のある人、話を聞きたい人、アクアリウムを見たい人は、気軽にショールームに来てほしい」
メンテナンスで出かけ不在になる時間もあるため、ショールームを訪ねる際は事前に連絡を。午後1~6時。TEL090・1613・6962。インスタグラムはこちらから。