
松本市で主に精神障がい者のグループホームや就労支援施設などを運営するNPO法人ハートラインまつもと(寿北7)は1月31日、発足20周年記念行事を波田文化センターアクトホールで行った。当事者や家族、福祉関係者ら約180人が歩みを振り返った。
まだ任意団体だった頃の2004年に開設した「北小松アパート」(里山辺)は、松本地域で民間団体が初めて開いたグループホーム。この日は当初から入居する男性3人と、法人の東條知子理事長やスタッフの計6人が、入居のきっかけや20年以上暮らして思うことなどを話した。
入居者は「仲間とけんかもしたが、薄川でのバーベキューなどは楽しい思い出」(50代)、「心配もかけたが、20年健康で生きてこられてよかった」(70代)などとし、「グループホームはどんな場所か」との問いには、「ここがあったから生きてこられた」(60代)と力を込めた。
東條理事長は「精神障がいの人たちが、地域で暮らすことを一緒につくり上げてきた。一人一人を応援していける地域であってほしい」。
記念行事では、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の心的外傷後ストレス障害(PTSD)など心の病がテーマのドキュメンタリー映画「生きて、生きて、生きろ。」の上映もあった。