
全国中学大会(全中)の冬季競技はスケートが1月31日~2月3日に長野市のエムウェーブなどで、スキーが2月3~6日に野沢温泉村で開かれた。中信勢は両競技で女子1人ずつが金メダルを手にした。
スピードスケート3000㍍-鉢盛中3年・桃井瑠璃音
スピードスケートの桃井瑠璃音(鉢盛3)は昨年に続く全中出場。3000㍍で初優勝し1500㍍も2位と、昨年(3000㍍4位、1500㍍6位)から順位を上げた。競技環境に恵まれているとはいえない中信勢の全国制覇は、小中学校の先輩に当たり2014年ソチ五輪にも出場した上條有司(男子1000㍍)以来24年ぶり。
3000㍍(1月31日)は前半、同走者にリードされる展開で「焦りはあったが、自分は後半が強い」と自身を信じた滑りで逆転し、自己記録の4分23秒19で2位に4秒40差をつけた。
1500㍍(3日)は自己記録の2分6秒50をマークしながら「負けたし(2分)5秒台を狙っていた。悔しい」と涙した。
中学の3年間はクラブに所属せず、父親の則美さん(47)と岡谷市のリンクに通い、二人三脚で練習した。高校進学後は南信地方の指導者の下で練習する予定で、「仲間ができるとメンタル的に頑張れたり、長い距離を滑ったりできるようになると思う」と期待する。
こちらも今井小、鉢盛中の先輩で、今季のジュニアワールドカップに出場した村山夏愛(都市大塩尻高2)の存在が刺激になったといい、「自分も世界で戦える選手になりたい」と力を込める。
ノルディックスキー複合-白馬中2年・石﨑 葵
ノルディックスキーの石﨑葵(白馬2)は、自身のメイン種目のジャンプで頂点を逃したが、トレーニングを兼ねて取り組むクロスカントリーとの複合種目で初優勝した。
昨年6位だったジャンプ(4日)は、緊張で硬くなった1本目の失敗が響いて3位。翌日の複合(昨年4位)は「悔しさはあったが、勝ちたい気持ちが強すぎると力みにつながる。『飛んで走るだけ』とリラックスして」臨んだ。
前半のジャンプは体幹を徹底的に鍛えた成果で空中姿勢が安定し、着地でテレマークも入れて首位。後半のクロスカントリーはジャンプの得点により2位に1分22秒の大差をつけてスタートし、危なげなく逃げ切った。
クロスカントリーは体力強化に加え、ジャンプより幅が狭い板で走ることで、スキー操作がうまくなることを狙い取り組んでいる。
次は高校生とも競う全日本ジュニア選手権(ジュニア五輪杯、3月・北海道)で表彰台を狙う。ジャンプは全中より大きなノーマルヒルで争うが、地元の白馬ジャンプ競技場で本数を飛んで経験は十分だ。
ミラノ・コルティナ五輪での日本チームの活躍に奮い立ち、「自分もいつか同じ舞台に立ち、長野五輪のような感動を引き起こす」のが目標だ。