
松本市梓川倭の手作り小物の委託販売店「クラフトの森」は3月8日まで、ひな祭りに合わせた展示販売会「和・小物キルト クラフト展」を開いている。2007年から毎年開き、今回は20回の節目。店主の竹内千佳子さん(73)を含む男女4人が約100点を出品した。
大正時代などの古い着物などをほどいて作ったひな人形、背丈3㌢の内裏雛と長さ12㌢のつるし雛を組み合わせた作品、縁起物の猫の人形など。繧繝模様のへりがみやびな雰囲気のミニ畳を出品した村松俊弥さん(梓川倭)は、「飾りやすいサイズで、手間暇かけた本物。和の演出に取り入れてもらえたら」。竹内さんの幼少期の晴れ着も飾られている。
初回の出品者は、竹内さんと近所の宮澤千波さん(74)の二人だけだった。当時、初孫が生まれたばかりで、子守をしながら制作した竹内さんは「その孫にもうじき2人目の赤ちゃんが産まれる」としみじみ。宮澤さんは「あの時はお客さんが来なかったね」と懐かしんだ。
現在は同店に委託する作り手が20人余りに増え、常連客もでき多くの人が足を運ぶようになった。竹内さんは「人とつながり、力をもらえた。今後も続けていきたい」と話している。
午前10時~午後4時。同店0263・78・3781