
安曇野市豊科(旧豊科町)出身のドイツ文学者で詩人の藤森秀夫(1894~1962年)の功績をしのぶ「童謡祭り」(実行委員会主催)が2月23日、市豊科公民館で開かれた。藤森が作詞した童謡「めえめえ児山羊」を会場全体で歌ったほか、市内小中学校の児童、生徒から募集した「作詞作曲コンクール」の表彰もあった。
「いい音楽を子どもたちに」との願いを込め、今年で63回目。45回目のコンクールには、小学生から77点の応募があり、穂高南小学校6年の平出梨里子さん(12)による「卒業~未来への一歩~」が最優秀賞に選ばれた。
ピアノを習う平出さんは2年生から毎年応募を続け、念願の最高賞に。小学校卒業を控えた心境を、切なくも次第に盛り上がる旋律で表現。「あのころ届かなかった黒板 今ではチョークで名前を書ける」「不安と期待が 今 手をつなぐ」といった等身大の歌詞に、6年間の成長と未来への希望を込めた。同校合唱部が会場でこの曲を2部合唱で披露し、「身近な人が歌ってくれてうれしかった。中学生になっても応募したい」と喜んだ。
招待演奏のステージには、第14回の同コンクールで最優秀賞になった飯田朱音さん(41、同市)らの演奏グループ「Lien」が立った。バイオリンを弾く飯田さんは、当時の受賞曲などを仲間と演奏。コンクールの継続を喜び、「平出さんの曲もすごく良かった」とたたえた。