
「性被害をなくす会〜まつもと」は3月8日、発足1周年を記念して「クロースラインin信州2026・春講演会」を松本市のMウイング(中央1)で開く。また、性被害・性暴力体験者の言葉を書いた紙をひもにつるし掲示する、メキシコで始まったアートプロジェクト「クロースライン」を15日まで同会場で行っている。
講演会の講師は、僧侶で社会活動家の堀越啓仁さん。命と性について話し、来場者と共に考える。
同会の代表、葦木啓夏さん(40、安曇野市)は、高校生の時に性被害に遭った。「誰にも言えなかった痛みや苦しみから勇気を振り絞り一歩を踏み出せたきっかけの一つがクロースラインだった」といい、松本市内で2022年から有志が行うイベントに参加。昨年、同会を設立した。
クロースラインはこれまで5回催し、中信地方で延べ120枚以上のリアルな声が集まったという。葦木さんは「声を出していく大切さ、一人じゃないことを感じてほしい。当事者でなくても心を寄せる機会があることの重要性をクロースラインに感じている」。
まずは、「こんなことも性暴力なんだと知ってもらうこと、興味を持ってもらうことが大事」といい、「悩んでいるすべての人が、安心できる社会をつくるにはどうすればいいかを皆で考えていきたい」と話す。
講演会は午後1〜4時。参加費1500円。定員30人。申し込みは専用フォームから。アートプロジェクトは誰でも匿名で参加できる。入場無料。