2004年以来 合併後初
少年硬式野球リトルリーグの信越連盟春季大会(16、23日・松本市野球場ほか)で、中信勢は大町白馬リーグが準優勝し、開催連盟枠で上位2チームが出場できる全日本選手権(7月22~25日・上田市)の出場権を手にした。大町白馬の全国大会出場は2004年の大町リーグ以来で、白馬リーグとの合併後は初めて。
準決勝で大町白馬は上田に4-2で逆転勝ちし、準決勝もう1試合で豊科を11-0で下した上田南との決勝へ。
先攻の大町白馬は初回、2番矢口旭(高瀬中1)の右中間を破る三塁打と3番平山航大(こうた)(白馬中1)の犠飛で1点を先制。なおも2死満塁としたが、追加点を奪えなかったのが響き、強打の相手に2回に3点、3回に2点、4回に1点を奪われ、5点を追う展開に。
5回は1番太田迅人(はやと)(大町西小6)の右前打と、平山の左前打で1死一、二塁のチャンスをつくったが後続が倒れ、最終6回も先頭の6番久保田馨(けい)(仁科台中1)が中前打で出塁したが、得点できず1-6で敗れた。
大会は各地区予選上位の中南信5、東北信3、新潟1の計9チームが出場。3組でリーグ戦を行い、各組1位と2位のうち失点率が最も低かった豊科が準決勝に進んだ。
連戦の疲れ優勝逃す 悔しさばねに全国で一丸
中南信予選は4勝2分けの2位、今大会の予選リーグも2勝と、無敗で決勝に進んだ大町白馬。予選リーグの波田戦は、4-9で迎えた最終回に6得点して逆転サヨナラ勝ち。全国大会出場を懸けた準決勝も、1-2から5回に3得点する逆転劇だったが、決勝は思うような試合運びができなかった。
竹田定治郎監督(57)は「連戦の疲れで、体力的にも総合力でも相手にかなわなかった」と残念がる一方、「選手は最後までよく頑張った。ここまで負けなしできたことに自信を持っていい」とねぎらった。
準決勝の5回裏、1死満塁から三遊間を抜く逆転の2点適時打でチームを全国大会に導いた8番左翼手の岡山翔人(しょうと)(仁科台中1)は「負けられない一戦だった。チームに貢献できたのがうれしい」。
決勝で先発し、3回途中で降板した主将の平山は「全国大会に行けるのはうれしいが、決勝で負けたのは悔しい。全国ではチーム一丸となり、1つでも多く勝ち進めるように今から準備したい」と力を込めた。