【ガンズリポート】照明LED化で演出も ホームのサンアル「観客が楽しめる使い方を」

松本山雅FCのホームスタジアム、サンプロアルウィンの照明設備が発光ダイオード(LED)になった。明るいだけでなく、カラフルにピッチや観客席を照らしたり、素早く点滅させたりできる。クラブは「観客が楽しめる使い方を一緒に考えたい」という。

明るくカラフルに

照明設備の更新は、2001年のサンアル完成から初めて。LED化で、従来の半分の消費電力でJリーグ基準の照度が確保できるように。光の拡散を防ぐ技術も採り入れ、選手や観客のまぶしさは減ったという。
LEDは、明るさ以外の利点も多い。明暗は無段階で調整でき、秒単位で点滅させることができる。光の三原色(赤、緑、青)の組み合わせでさまざまな色がつくれ、照らす場所をスムーズに動かすこともできる。
2日に小中学生対象の見学会が開かれ、保護者を含めた約50人が「信濃の国」に合わせた演出を見たり、点灯操作を体験したりした。ピッチや観客席が変幻自在に彩られると、子どもたちは「すごすぎ」と声を弾ませた。
山雅の試合をよく見るという池田町会染小5年の山田将智君(11)は「色の照明が楽しそう。ゴールした後とか、派手にやってくれたらいいな」。
一般へのお披露目は13日のYBCルヴァン・カップで、この日は特別な演出は行わず、クラブは夏場のナイトゲームでの活用を検討している。