5月12日中川村で「チベット音泉まつり」音楽でチベット文化に関心を

チベットの民謡や楽器など音楽を楽しむイベント「チベット音泉(おんせん)まつり」が5月12日、中川村のコミュニティースペース「奏(かなで)の森」で開かれる。チベットに関心を持ってもらおうと、日本で活動するチベット人アーティストらが企画。中信のミュージシャンもステージに立つ。
主催は、県内を中心に活動するチベット人と日本人でつくるバンド「KIKISOSO BAND(キキソソバンド)」のメインボーカル、テンジン・クンサンさん(44、同)。
世界各国で活躍する8組のアーティストが出演する。チベットの弦楽器ダムニェンの演奏、チベットオペラの独唱や、民謡の弾き語りといった、歌やダンス、楽器演奏がある。チベット料理やパン、カレーなど飲食も提供して盛り上げる。
中国政府から弾圧を受けてきたチベット。イベントはチベット文化の独自性を伝え、理解を深めてもらう狙い。日本で暮らすチベット人を励ます思いもあるという。テンジンさんは「お祭りなので心をオープンに、みんな仲良く楽しめる場にしたい」と期待する。
キキソソバンドのギター降旗優樹さん(37、松本市)は「国を超えた出会いやつながりから、自分たちの暮らしの豊かさや日常を見つめる場になれば」と話している。
午前10時から。チケットは2千円。ウェブサイトから購入できる。