松本城の魅力伝えて 案内グループが新規ガイド募集

国宝松本城(松本市)を訪れる観光客らに城の魅力などを伝えるボランティア活動の「松本城案内グループ」は、新規会員(ガイド)を募集している。松本城の観覧者は昨年5月の新型コロナウイルスの5類移行後に増加傾向を示し、コロナ禍前の水準まで回復しつつある。そうしたニーズに対応するため、会の増強を図る。
ガイドは年末年始を除く毎日午前10時~午後3時(冬期は午後2時)に実施。現在、松本、安曇野、塩尻市などの会員71人が、一人週1回を基本に行っている。同グループは1990年5月に発足し、翌91年4月から会員20人ほどで案内を始めた。冬期は休止していたが、2017年度から通年にした。
グループ長の齊藤孝資さん(81、松本市水汲)によると、本年度は1月までで約1万4千人を案内。年間ではコロナ禍前の1万6千人弱に近づく見通しだ。
入会はいつでも受け付けるが、特に年度末は県や各市の高齢者大学で学生への説明会を開くなど募集活動を強化し、新年度の態勢づくりを行う。入会する人には事前研修を行う。
齊藤さんは「私たちは、城を訪れた人に『来て良かったな』と思ってもらえるよう案内する役割。やりがいがあるし、健康の維持にもつながる。多くの人に参加してもらいたい」と呼びかける。
申し込み、問い合わせは齊藤さん(TEL0263・46・2111、メールts15@amber.plala.or.jp