小中学生の人権啓発ポスター展

松本市内の小中学生による「人権啓発ポスター展」が、市梓川アカデミア館ギャラリー(梓川倭)で開かれている。応募作品229点を14日まで展示している=写真。
小学生で市長賞を受けた内川和奏さん(波田小3年)の作品は、「自分のままありのままにかがやいて生きよう」の文字と共に、楽しそうにジャンプする男の子と、腕を胸の前で交差し、ハートを抱きしめる女の子を描いた。
中学生の市長賞は土屋佳大さん(信明中1年)の作品。画面を上下に分けて「傷ついていませんか?」と「傷つけていませんか?」の二つの言葉を並べ、白と黒のコントラストで印象的に訴えかけている。
SNSでの心ない言葉の発信に注意を促す作品や、多様な個性を認め合おうと呼びかける作品など、子どもたちが身近で感じたことを表現している。同館学芸員の山峻一さん(28)は「昨年より多くの作品が集まり、人権問題に関心を寄せる児童、生徒が増えうれしい。子どもたちの作品から、一人一人が考えるきっかけになれば」と話している。
入場無料。午前9時~午後5時。同館TEL0263・78・5000