攻め続け山雅U-12が連覇 チラベルト杯県少年サッカー

小学生サッカーの第23回チラベルトカップ県少年大会は12日、準決勝以上を松本市かりがねサッカー場で行った。決勝は松本山雅FCU─12(松本市)が長野アンビシャスFCA(長野市)を2─1で破り、2年連続6度目の優勝を果たした。
8人制、前後半20分ずつ。山雅は準決勝で篠ノ井ジュニアクラブA(同市)を5─1で、アンビシャスはフォルツァ松本B(松本市)を1─0で下した。
決勝で前半、山雅は再三好機をつくったが得点に結び付かず、一進一退の展開になったが残り5分、FW西澤桜馬(三郷6)が放ったシュートをGKがはじき、こぼれ球をMF等々力叶(豊科北6)が蹴り込んで先制した。
波に乗った山雅は後半6分、サイドから抜けだした西澤が、FW小澤勇大(島内6)へクロス。GKとの1対1を制した小澤が、鮮やかに2点目を決めた。6分後に1点返されたが、山雅は最後まで攻め続けて勝利をつかんだ。
大会優秀選手に選ばれた小澤は「今大会は調子が徐々に上がってきた。決勝でゴールを決められてうれしい」とし、「さらに冷静にGKを見てシュートを打てるように練習したい」。
アンビシャスAとは県リーグでも対戦(4月21日)し、3─0で下していた。山﨑永和監督(25)は「選手には『一筋縄ではいかないよ』と話していたが、大会を通して精いっぱい頑張ってくれた」とたたえた。
大会は県内94チームが出場。4月27日に開幕し、リーグ戦とトーナメントで争った。