産婦人科医と精神保健福祉士が企画 妊婦と母親のおしゃべり会

おしゃべり会を企画した村上さん(右)と村山さん

妊婦や子育て中の母親たちの悩みや疑問に、同じ立場の産婦人科医と精神保健福祉士が答える「おしゃべり会」が30日午前10時~午後1時、松本市渚3の田川公民館で開かれる。企画した精神保健福祉士の村上ひろこさん(同市)は「苦しくなる前に、不安を気軽に吐き出してほしい」と参加を呼びかける。
村上さんは、勤める市内の総合病院で産後うつや「孤育て」に悩む女性たちと接する中で、病院ではなく地域で話せる居場所が必要だと思ったという。これまでに市内の公民館で母親同士が話せる場を設けてきた。
昨年、京都から松本へ家族で移住した産婦人科医の村山有美さんも、地域に根差した活動がしたいと、母親向けの性教育の話を始めたばかり。2人は意気投合し、今回の会を企画した。
出産の不安、生理や子どもへの性教育の疑問、子育てや夫婦の悩みなど何でも寄せてほしいとし、村山さんは「医師と母親両方の視点から答えたい。性教育にとって大事な親の自己肯定感も上げていきたい」。村上さんは「私たちも子育て当事者。悩んでいるのは自分だけじゃないよと伝えたい」といい、今後もおしゃべり会を開いていくという。
子連れ歓迎。参加費2千円(別途弁当代千円程度)。申し込みは27日までにインスタグラムのメッセージから。