切り絵取り組む青木昭博さん創作仲間と作品展

被災地支援の販売も

松本市島内公民館のギャラリーピアッザで13日まで、「版画と趣味の切り絵仲間展」が開かれている。切り絵に取り組む青木昭博さん(69、島内)と創作仲間合計5人が24点を出展。青木さんと交流のある市内の版画教室の3人が版画8点を並べている。
切り絵は、味わいのある線で表現された木曽の宿場など歴史的な街並みや、高い技術力で描かれた五重塔、カラフルで優しい雰囲気のものなど、作者の個性が伝わる作品がずらり。版画も、松本の街並みを独特の色彩で表現したものなど、力作が並ぶ。
9日午前9時~午後3時は同館で、能登半島と台湾の地震被災地支援を目的に、青木さんが作った「すかしホオズキ」を販売する。ホオズキの袋部分の中が透けて見える作品に、青木さんが取り組み始めたのは8年ほど前。知人や保育園などに譲ってきたが、今回初めてチャリティーに役立てる。
販売は2日にも行われ、「初めて見た。すてきですね」と買い求める人の姿があった。青木さんは「さまざまな表現を楽しんでもらえたら」としている。
切り絵と版画の展示は8日休み。