習い事や通園・通学など親子の時間 「送迎」楽しみながら奮闘

熊崎麻紀さん。次女と過ごす送迎時

熊崎麻紀さん(自営業)
【家族構成】
・夫(自営業)
・長女(高1、中学は吹奏楽部)
・次女(中1、小2~小6はドッジボールクラブ)

会話に子どもの成長感じ

次女のドッジボールの練習は基本的に土日曜の午後1~5時で、会場まで車で約20分。夫より時間の融通が利く私が主に送迎を担当しました。
長女の吹奏楽部の練習場所は学校のため送迎不要。ただ、市内のホールで月1、2回土日曜に行う練習の時は送迎が重なるので、夫が行くか他の保護者にお願いしました。
次女の送迎時の会話は、主にその日の練習で感じたことなどでした。でもキャプテンになった6年生からは変わりました。自分のことよりも「チーム全体を見てのプレーはどうだったか」とか「仲間同士はうまくやれているか」とか。大きな成長を感じましたね。
送り届けた後は一度帰宅して買い物や家事を済ませ、再び迎えに。月1回程度の保護者当番の日は、帰らずに練習を見ました。吹奏楽の練習も、機会があれば見に行きました。
振り返ると、忙しかったけれど娘たちが好きなことに一生懸命な姿を間近で見られる、本当にすてきな時間でした。私自身も「やり切った!」と満足しています。
この春から長女は引き続き吹奏楽、次女はバスケットボールに打ち込んでいます。送迎は減ったかもしれませんが、頑張る娘たちを心から応援する気持ちは変わりません。

宮坂望さん。2人分の送迎が重なると、自宅と練習会場を行ったり来たりする日も

宮坂望さん(パート)
【家族構成】
・夫(自営業)
・長女(高1、中学は吹奏楽部)
・次女(中1、小2~小6はドッジボールクラブ)

「ありがとう」うれしく

長男のサッカースポーツ少年団の練習は、平日は通っていた小学校の体育館で週1回夜、土日曜は両日練習か試合がありました。夫は週末出勤もあるため、次男も連れて私が送迎することがほとんど。練習と試合で1日に2会場を車移動するとか、遠方で試合があると朝5時に家を出て夜8時に帰宅ということもありました。
長男を送った後は、そのまま練習や試合を見ることが多かったです。学校、学年が一緒のメンバーが19人もいて、保護者同士も仲が良く、応援しながらサッカーや学校の話をしているとあっという間でした。次男と年の近い子がメンバーのきょうだいに多くいて、下の子同士で遊べたのもありがたかったです。
帰りの車中、長男はスマホに夢中で、試合の結果がどうであれいつもマイペース。でも、一途にプレーする姿を見られて幸せだったし、卒団式で「朝早い時もいつも送迎ありがとう」という言葉をもらえてうれしかったです。
長女が中学1、2年生の頃は、長男の送迎と重なることもありました。夫や他の保護者と分担するなどして何とかこなしましたが、昨年度は私がサッカーの保護者会長で、どうしてもそちらが優先に…。
娘はもっと練習や試合の応援に来てほしかっただろうし、私と二人だけで話したいこともあったと思います。引退までわずかですが、送迎の時間も、娘に寄り添い応援する時間もこれまで以上に大切にしたいです。