
農産物をジュースやジャムなどに加工・販売している塩尻市の矢沢加工所(下西条)は、昨年本格的に取り組んだハーブのエルダーフラワーのシロップ「エルダーフラワーコーディアル」製造を今年も行い、7月から売り出した。同市のふるさと納税返礼品として採用申請する予定だ。
爽やかな香り楽しんで
エルダーフラワーは初夏に白く小さな花が咲き、マスカットのような香りがある。欧米では民間で風邪によいとされる。地元の女性たちでつくる「塩尻エルダーフラワーの会」(代表・丸山寿子さん)が地域振興や農福連携に向け製品化を模索し、片丘の遊休農地で栽培を始めた。
加工と販売を依頼された同加工所代表の真田秀志さん(65、宗賀)は、エルダーの会と共に花摘みから作業。障がい者の就労支援事業所「すみれの丘」(広丘野村)に準備作業を委託し、3者の共同作業で製品化が進められた。
昨年は150ミリリットル入り瓶約500本を製造し完売。今年は6月に4回、花摘みを約10人で行った。真田さんは「今回は約千本と上出来。昨年より香りが強めでおいしい」。検査機関での結果は賞味期限が昨年の倍の2年と延びた。「市内のケーキ店からOEM(相手先ブランドによる生産)の申し込みがあったほか、東京のフルーツショップから注文も」とほほ笑む。
水や炭酸水で7~10倍に薄めて飲むのが一般的。150ミリリットル入り2千円。市内の塩尻駅前観光センター、木曽くらしの工芸館、サンサンワイナリーで扱う。矢沢加工所TEL0263・54・7830(ファクス兼用)