
地域の介護人材の発掘、育成を図ろうと松塩筑木曽老人福祉施設組合は10月16日、松本市の梓川高校で介護の魅力を発信する出前講座を開いた。福祉・こどもコースの2年生14人が組合の介護職員と交流し、意見交換もした。
山形村の特別養護老人ホーム「ピアやまがた」の横川和彦さん(46)は、介護の仕事は「要支援者や要介護者に対し、日常生活を送る上で必要な援助を提供すること」と説明。特養においては「身体的ケア」のほかに悩み事の解決などをする「精神的ケア」、問題に対してチームでアプローチする「社会的ケア」も代表的な介護の仕事と紹介した。
横川さんは、利用者や家族らの笑顔が見られた時にやりがいを感じると言い、「感謝の言葉をかけられるとうれしくなる」と話した。
3班に分かれたグループトークでは、組合に所属する若手介護福祉士と意見交換。生徒からは「利用者家族とどう信頼関係を築くのか」「お風呂の介助で拒否られたらどうするのか」「給与はいい?ボーナスは出るのか」など素朴な質問が相次いだ。
特養「ちくまの」(波田)で働く2年目の介護福祉士、二村日和さん(22)は「最初は大変だけど徐々に慣れてくるから大丈夫。利用者さんからの『ありがとう』の言葉がうれしくやりがいになる」と話した。
メモをたくさん取っていた齋藤フェルナンダさん(16)は「介護について分かりやすく説明してくれた。将来、介護福祉士の道も考えている。視野が広がった」と話した。
介護福祉学科のある松本短大や市健康福祉部高齢福祉課の発表もあった。11月には同組合が運営する施設に生徒が見学に行く。