
塩尻市健康づくり課の管理栄養士が、耐熱性ポリ袋に食材を入れて加熱して作る「パッククッキング」と健康を意識した「減塩レシピ」の料理冊子を制作した。簡単で栄養バランスの良いメニューは、日常でも使い勝手がいいうえ、災害時にも作れる。それぞれのメニューからこの季節にお薦めの一品を紹介する。
「パッククッキング」は26㌻。23品を掲載。ポリ袋を使った料理は、限られた環境でも衛生的に調理ができ、温かいものが食べられる。また一つの鍋で複数の料理を作るため、洗い物を減らせ、使用する水の量を少なくするメリットがある。
野菜とツナのクリームシチューや大豆のひじき煮など、缶詰や乾物、常備野菜といった使い慣れた食材で作れるものが多く、炭水化物に偏りがちな災害時の食事にタンパク質や食物繊維などを取ることができる。
巻末には食料の家庭備蓄の必要量とチェックシートも添え、ローリングストックの参考にもなる。
「減塩レシピ」は22㌻。18品を掲載し、それぞれのメニューの1人分の塩分量は0・1~1・9㌘。
サバのドライカレーや鶏肉のみそヨーグルト焼き、小松菜とマイタケのからしあえなど、食材のうま味や乳製品のこく、減塩調味料などを生かした食べ応えのあるメニューだ。
同課は本年度、「災害時の食」の普及、啓発をするための講座を開講。また、特定健診の結果で県や同規模自治体に比べ、慢性腎不全(透析あり)、高血圧による医療費の割合が高いことから、2種類のレシピ集を作った。
レシピ集を手がけた管理栄養士の畠中美奈子さんと進藤祐里さんは「簡単なので作り方を習っておき、いざという時に活用して。アレンジもできるので、自分好みも楽しんで」と話す。
冊子はいずれもA5判。関連講座や市健康づくり課窓口で配布する。
★パッククッキング―焼き鳥缶の卵とじ
【材料1人分】
焼き鳥缶詰(たれ) …………………1/2
卵(Mサイズ)………………………1個
玉ネギ ………………………………1/8
焼きのり……………………………少々
【作り方】
①玉ネギは2㍉幅の薄切りにする。
②ポリ袋に卵を割り入れ、手でもみほぐす。
③②に①と焼き鳥を入れて、よくまぜる。袋の空気を抜いて上部で縛る。
④沸騰したお湯に入れ、再沸騰させてから約20分加熱する。
⑤やけどに注意して袋を取り出し、キッチンばさみで結び目を切る。
⑥器に盛り、ちぎった焼きのり(写真は刻みのりを使用)をのせる。
【ポイント】
乾燥小口ネギをのせても彩りよく仕上がる。
★減塩レシピー温野菜のアイオリソース
【材料4人分】
ジャガイモ…200㌘/ニンジン…80㌘/ブロッコリー…120㌘/キャベツ…240㌘/サラダ油…小さじ1
[ソース]マヨネーズ…大さじ2/プレーンヨーグルト…大さじ1/レモン汁…小さじ1/おろしニンニク…小さじ1/2/ブラックペッパー…少々
【作り方】
①ジャガイモは皮をむき乱切り、ニンジンは1㌢ほどの輪切りにする。
②ブロッコリーは食べやすい大きさに切る。
③鍋に水と①を入れゆでる。軟らかくなったら②を入れて、全てが軟らかくなったらざるにあげる。
④くし切りにしたキャベツをサラダ油を熱したフライパンに並べて焼く。
⑤③と④を皿に盛りつける。
⑥ソースの材料をまぜ合わせて⑤にかける(または添える)。