子育ての悩みも喜びも共に 複合施設「そらの木プラザ」4月塩尻にオープン

有賀さん(右)と竹内さん

子育て支援センターの役割を担う複合施設「そらの木プラザ」が4月、塩尻市広丘高出にオープンします。妊娠中から利用できるのが特徴で、保護者が心身を癒やせるサロンも設けます。共同で運営する代表の有賀由紀子さん(43、同市)と執行役員の竹内敦子さん(44、松本市)に話を聞きました。

妊娠中から利用可能 サロンも

★どんな施設か
国の「地域子育て支援拠点事業」の認可を受け、市営球場東に建設しています。建物は2階建て。1階には乳幼児を対象にした「一時預かり」と「子育て支援センター」があります。土地と建物は自己負担、同センターと一時預かりの補助を市から受けて運営します。
開所は月~金曜の午前9時~午後4時(祝日は休み)。一時預かりは原則予約制、市内在住者優先で、保護者の急用やリフレッシュなどの際に利用できます。利用料は30分200円、対象は生後6カ月から2歳まで。最大8人まで受け入れます。
子育て支援センターは、保健師や保育士、助産師が2人以上常駐し、無料で利用できます。赤ちゃんの身長や体重の計測、育児に関する相談に応じます。また、併設するカフェスペースでは、ハーブティーや焼き菓子を提供する予定です。子育て中の親が気軽に立ち寄り、相談や会話ができる憩いの場としての役割も担います。
2階には、大人向けのリラクゼーションサロン(予約制)を設置します。看護師の資格を持ち、アロマセラピストでもある有賀さんが、アロマ施術やよもぎ蒸しを提供。
「リラックスした状態だからこそ出てくる悩みに寄り添いたい」と言い、子育て中の母親たちの心身の疲れを癒やし、体調面などの不安にも助言します。これらは市外在住者も利用できます。
★二人の思い
二人は将来的に宅幼老所まで発展させたいと言います。この世代間交流ができる空間づくりの構想は、有賀さんが2015年に長女を出産した後の育休中に思い付きました。保健師として働く竹内さんとは同じ病院で働いた仲で、退職後も交流が続き、2020年には、「親御さんに寄り添う保育」という理念の下、小規模認可保育園「ひかりテラス保育園」(広丘高出)を開設、運営を始めました。
自身の子育て経験や同保育園で母親たちの相談に応じる中で、「いつでも気軽に相談できる場所をつくりたい。ママを孤独な子育てから解放できれば」と考えるようになった有賀さん。その思いを竹内さんに伝えると「大賛成」と返事をもらい、実現に向けて動き出しました。
妊娠中から利用できるようにしたのは、「産前から入園までの期間を支えることが大切だから」と二人。「あそこに行けば愚痴も聞いてもらえる」。そんな場所ができることで、母親が抱えがちな不安やストレスが深刻化する前に受け止め、行政の支援にもつなげたいといいます。
「子育てに悩みは尽きない。悩みも喜びも分かち合える場所になってほしい」と竹内さん。二人は「産前産後から伴走し、親子をサポートしたい」と話します。
問い合わせはTEL0263・50・8905(ひかりテラス保育園)。そらの木プラザのインスタグラム